クータ・バインディング
今までの並製本の常識を覆す製本の革命。本が開いたまま読める!見れる!‥が、常識・当たりまえの時代となります。日本、台湾、韓国、特許取得済。このクータ・バインディングは、製本のユニバーサルデザインです。
皆さんは、両手がふさがっているとき読んでいる本の開いたページが自然に閉じてしまい、イライラした経験がありませんか? 例えば、パソコンやAV家電の取扱説明書、料理レシピ本などなど、渋谷文泉閣が構想から3年「閉じない製本法」を開発しました。
この製本方法は「クータ・バインディング」(写真参照)というもので、本の背の部分に筒状の紙(クータ)を貼ることにより、本を開くと背表紙と本体の間に空洞ができ、開いたページをほぼ平行に保つ事のできる構造です。
開発のきっかけとなったのは当社取締役会長が、肢体の不自由な友人から受けた「手で押さえなくても閉じない読みやすい本が欲しい」という要望から。製本は従来、頑丈であることが優先されており、それは人に優しい読みやすさとは相違するものでありましたが、より本に親しんでもらうために広く一般の読者の需要に応えるべく試行錯誤の上、ようやくこのクータ・バインディングを開発、丈夫で読み易い本が実現された。
現在ユニバーサルデザインブックとして、大手出版社はじめ、幅広い分野から受注を戴いております。