新型接着剤PUR(ポリウレタン)ライン
これで「製本のバラバラ事件」と、さようならできます。
日本の並製本も変わる革新的な接着方式、新型接着剤PUR(ポリウレタン)ラインが、
平成19年1月、ついに当社導入。

PUR製本の特長
- 丈夫で開きが良い。
強力でしかも柔軟(バラバラ事件の解消) - 環境にやさしい。
リサイクル過程で完全に除去できる。 - 熱・溶剤に強い。
直射日光やインキ溶剤に侵されない。
-30℃の低温から赤道直下の高熱にも耐えるように開発された接着剤。
画集・ 写真集・地図帳・マニュアル・ガイドブック・料理ブック・楽譜など各種並製本に最適
新型接着剤“PUR”について
| 作業性 | 原料コスト | 耐熱性 | 耐久性 (対インク溶剤) |
柔軟性 | リサイクル性 (分離し易さ) |
||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新型 | PUR | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 従来型 | EVA系 ホットメルト |
◎ | ◎ | △ | × | × | × |
| ポリアミド | ○ | △ | △ | △ | △ | ○ |
- 新型接着剤(反応型)PUR(ポリ・ウレタン リアクティブ)
- 従来型ホットメルト接着剤(非反応型)EVA系(エチレンー酢酸ビニール樹脂系)、ポリアミド系
PURについて(新型接着剤)
- a)歴史、実績
- PUR自体は実用化されて四半世紀以上になる。
自動車内装、洗面台の組み立て、電気毛布の接着、建築用パネルの接着などから始まった。
但し製本への応用は10年程前から。国内で認知され始めてからは、まだ5年程度。 - b)メカニズム
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- 被着体(紙)の水分や、空気中の湿気に反応して硬化する。
- 加工後は、再度熱をくわえても溶解せず、冷却しても劣化しない。
- 硬化反応が終了するまで、1~3日間。
- それ自体が柔らかい上、塗布厚を薄くできるので、硬化反応後も柔軟性を保てる。
EVAについて(従来型)
- a)EVAの特徴
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- コスト、作業性は優れる。
- 最大の難点は、インク溶剤と熱に弱い。
インク溶剤については、印刷・製本技術ではトラブル回避不可能。
また、40~45℃程度から再溶解を始めることもあるので、自動車内に放置するなどだけでなく、一般倉庫での保管にも不安あり。
PUR(新型接着剤)と製本
- a)PURの優れた点
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- 柔軟性‥見開き性
- 耐熱性‥-30℃位~120℃位まで
- 耐インク溶剤性‥インク溶剤では侵されない⇒インクの臭いがしたら、PURを!
- 接着強度‥従来型の数倍は期待できる。
- リサイクル性(環境にやさしい)‥用紙再生時の分離が容易(強い皮膜を形成するのでちぎれることなく、また溶解して再生紙に溶け込むこともない)
- b)PURがより効果を発揮する本
- 柔軟性
- 料理の本
- 取扱説明書やパソコンマニュアル
- 教科書・参考書・問題集
- 旅行ガイド・地図
- 楽譜
- 旅行ガイド・地図
- アウトドアで使う本
- 本文にアート系用紙を使う本
特にカラー印刷するもの、画集・写真集
- 官公庁から出版される本
- 企業イメージ(エコロジー)を強調したい本
- c)ヨーロッパPUR製本導入実績(ノードソン調べ)
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- ドイツ130ライン、イギリス40ライン、フランス30ライン、など300ラインが稼動中。
- 過去1年で接着剤販売量、製本ライン数ともに30%伸長。
- d)ヨーロッパPUR製本導入予測(ミューラー・マルティーニ)
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- 新規納入台数の70%が、PUR対応の仕様となりつつある。
- e.)応用
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- これまでタブーだった、本文紙を逆目で‥などの可能性も。(A横輪転で、A5の本を‥など)



